
はじめに:SEO初心者でも使える無料ツール「Search Console」
Googleサーチコンソールは、あなたのWebサイトが「どのように検索されているか」「きちんとインデックスされているか」を無料でチェックできる便利なツールです。本記事では、初心者向けにサーチコンソールの見方と、インデックスの改善方法をわかりやすく解説します。
サーチコンソールで何ができるの?
サーチコンソールは、検索エンジンとの“対話窓口”ともいえる存在です。このツールで何ができるのか、具体的な機能と対象ユーザー像を見ていきましょう。
Googleサーチコンソールとは?|初心者にもやさしいSEO診断ツール
Googleサーチコンソール(Search Console)は、Googleが提供する無料のウェブマスターツールです。検索流入の状況やインデックスの有無、エラーの把握まで、SEOの基本チェックに欠かせない存在です。
難しい操作は不要で、初心者でも直感的に扱えます。企業サイト、ブログ、ECなど、ジャンルを問わず使えるので、運営を始めたばかりの方にもおすすめです。
検索パフォーマンスレポートの見方と用語解説
検索パフォーマンスレポートは、あなたのWebサイトがGoogle検索でどれだけ表示・クリックされているかを具体的に可視化する機能です。ここでは、よく使われる用語とその活用方法を紹介します。
表示回数・クリック数・CTR・掲載順位とは?
- 表示回数:Google検索結果に表示された回数
- クリック数:検索結果から実際にクリックされた回数
- CTR:クリック率(クリック数 ÷ 表示回数)
- 掲載順位:平均して何位に表示されているか
用語の意味をしっかり理解することで、検索パフォーマンスレポートの読み解きがスムーズになります。
データを絞り込む:日付・クエリ・ページ・デバイスなどのフィルター活用術
「+新しいフィルタ」を使えば、期間別(例:過去7日間)や検索クエリ(検索ワード)、ページ単位でのデータ絞り込みが可能です。モバイル・PC別での傾向も分析できます。
どのページが評価されている?流入キーワードは?
検索クエリタブでは、どんなキーワードで表示・クリックされているかが一覧でわかります。上位表示されているページやキーワードを強化していくことが、SEOの第一歩です。
関連記事:キーワードって何?なぜSEOに効くのか|初心者向けやさしい解説ガイド
インデックス登録の仕組みと確認方法
WebサイトのコンテンツがGoogleに正しく認識されるためには「インデックス登録」が欠かせません。このセクションでは、インデックスの仕組みや確認方法について詳しく解説します。
「カバレッジレポート」とは?
Googleがあなたのページを「インデックスしたかどうか」を示すレポートです。「有効」「除外」「エラー」などのステータスで分類され、問題のあるページを可視化してくれます。
「インデックス未登録」のよくある原因
noindex
タグが設定されている- クロールブロック(robots.txt)されている
- ページの内容が薄い・重複している
「URL検査ツール」の使い方
個別ページのURLを入力することで、現在のインデックス状況を即座に確認できます。「インデックス登録をリクエスト」ボタンで手動申請も可能です。
関連ガイド:サーチコンソールの使い方とインデックス登録の基本
インデックスされないときのチェックリスト
インデックスされない原因は多岐にわたります。このセクションでは、よくある問題点とその対処法をまとめています。困ったときの確認用チェックリストとして活用してください。
noindexタグ、ブロック、品質問題の可能性
HTMLやCMSの設定でnoindex
が入っていないか確認しましょう。内容が薄い、画像だけのページも注意が必要です。
クロール済みなのにインデックスされない?
これはよくある現象です。Googleはクロールしても「掲載する価値があるかどうか」でインデックスを判断しています。
改善方法と再リクエストの流れ
- コンテンツの質・独自性を高める
- 内部リンクを追加する(関連記事のリンクも効果的です)
- 再度、URL検査ツールで申請する
内部リンク強化にはこちらも参考に:SEOに強いHタグ構造とは?初心者向け解説
サイトの初期設定も忘れずに!
XMLサイトマップの送信方法
「サイトマップ」セクションで/sitemap.xml
を登録しましょう。Googleが効率的にクロールできるようになります。
所有権確認と複数プロパティの登録
ドメイン全体、www
とnon-www
、http
とhttps
をすべてプロパティとして登録しておくと、より正確なデータ分析が可能になります。
まとめ|まずは「検索パフォーマンス」と「インデックス状況」を見よう
- 検索パフォーマンス:今どんな検索で来ているかをチェック
- インデックス状況:登録されていないページを特定
- URL検査とサイトマップ:インデックス促進に活用
初心者にとって、Search Consoleは最強の味方です。まずは基本の操作に慣れ、少しずつ改善につなげていきましょう。
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